Advanced medical personnel training

文部科学省事業 高度医療人材養成拠点事業

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文部科学省 高度医療人材養成拠点事業
(高度な臨床・研究能力を有する医師養成促進支援:特色臨床研究基盤人材養成拠点)

本事業の背景

  • 我が国の科学論文の世界シェアは各分野で低下がみられ。諸外国に比して我が国の研究力は相対的に低下
  • 医師の働き方改革など今後も様々な制約に直面する中で、大学病院は、我が国の医療を支える医育機関としてのより効果的・効率的な運営に向け、それざれが将来的に目指していくべき姿を明らかにしていくことが必要
  • 特に研究面において各大学病院が特色を打ち出し、各機関間の医療情報等研究データの共有をはじめ相互連携による相乗効果を発揮し、教育面において研究面の特色に裏付けられた医学研究者の養成や診療参加型臨床実習の充実による高度な臨床能力を有する医師を養成することが必要
  • また、医師の働き方改革を推進する観点から、医師以外ができることは、極力、教育・研究支援者や他の医療従事者が担うようにすることも重要

以上の背景をもとに、本事業が行われるに至りました。

本事業の目的

医師の働き方改革を進めながら、医学生及び医学系大学院生に対して、大学病院において、効果的な臨床実習の実施や、研究活動に参画する機会を確保するとともに、教育研究支援者を活用し、研究体制の強化により臨床研究を推進することで、臨床教育・研究に関する知識・技能等を有する医師を養成し、我が国の医学・医療の発展や研究力の強化に貢献することです。

次世代を紡ぐSDGsな感染症医療人材と研究者の育成

長崎大学における事業の
目的・必要性

本学は「地球の健康」の実現のため「プラネタリーヘルス」への貢献の一つとして、AMED/先進的研究開発戦略センター(SCARDA)によるワクチン開発など、多くの感染症課題研究に取り組んでいる。臨床研究中核病院である本院は、多くの特定臨床研究等を主導すると共に、国主導の新興感染症に関する感染症臨床研究ネットワークに参加し、グローバルヘルス分野への貢献を進めている。補助事業により、本学の多彩な感染症研究環境を活かした卒前・卒後のシームレスな教育により次世代の感染症臨床研究医を養成し、本邦では依然として少ない感染症研究者の育成を促進する。

卒前教育

希望する医学生にSAとして教育業務や研究補助業務に参加させ、感染症における課題、臨床研究の方法について学ぶ機会を提供し、感染症教育や感染症臨床研究の実践能力を培う。

卒後教育

初期研修や専門医養成のプログラムにより、感染症臨床医及び研究医を養成。

診療参加型臨床実習の充実について

VRシミュレーションシステムの導入、実習協力地域医療機関との連携の強化、シミュレーターも利用し、医行為実施率を高める。臨床実習から初期臨床研修へのシームレスな教育を進めて行くために、臨床実習オンライン評価システム(CC-EPOC)を導入し、学生の学習効果を高め、実践的な医師を育成する。


事業体制

感染症・臨床研究教育ユニット

1)大学病院総合感染症科・感染症医療人育成センター
2)大学病院総合感染症科・感染制御教育センター
3)大学病院臨床研究センター
4)医学部臨床感染症学講座
5)医学部臨床疫学講座

卒前教育

医学部教務委員会
医学部先端医育センター
医学部総合診療学講座

卒後教育

大学病院医療教育開発センター
大学病院総合感染症科・感染症医療人育成センター

感染症専門医育成

大学病院総合感染症科
大学病院呼吸器内科
大学病院総合診療科
大学病院臨床検査科・検査部
大学病院小児科
長崎県

感染症研究

長崎大学大学院医歯薬総合研究科
長崎大学熱帯医学研究所
長崎大学高度感染症研究センター
長崎大学病院
長崎大学感染症研究出島特区
大学病院臨床研究センター
医学部研究高度化支援室


令和6年度の
補助事業実施計画

①本事業に関与する教員、事務職員を9月より雇用開始。臨床実習管理の事務職員の募集を開始する。

②医学科2年生の感染症系講義で行われるTBL(Team Based Learning)に教育支援可能な4年生以上の学生を募集し、12月のTBL時に教員と共に2年生の指導を行う。臨床研究、感染症研究を学びながら研究支援業務に従事できる様、希望する医学生対象に教育プログラムを作成する。

③感染症研究を行っている各研究室を訪問し、本事業の説明を行う。その中で医学生を業務支援者として研究に参加させることや研究室の大学院生がTAとして業務支援者の学生を指導教育体制の構築を検討していく。また、新規感染症研究の創出の可能性についても討議を進めて行く。

④感染症専攻医の臨床経験、見識を深めるために院外の施設において研修を実施する。研修では結核、抗酸菌感染症、性感染症、地方自治体における保健行政も学ぶ機会も設け、感染症における課題について研究実践を促進する。

⑤SAや研究の業務支援に興味のある学生を募集し、②で作成した教育プログラムを提供する。講義でSAとして従事させたり、学生を業務支援者として受け入れが可能な研究室と希望する学生のマッチングを行う。マッチングが得られたら、研究支援業務を段階的に開始していく。

⑥学外の講師を招き、学内の医学教育に関わる職員、学生を対象に医学生の医学教育への関与や臨床実習管理システム(CC-EPOC)導入の課題、診療参加型臨床実習の充実を図るための方策などについてセミナーを開催する。

⑦今年度の取り組みについて学外の外部評価委員による評価(臨床研究関連)を受ける。

⑧医学生の臨床実習の評価のために全国的に導入されて来ているCC-EPOCについて本学及び学外の臨床実習協力医療機関の教育関係者と討議を行い、導入を進めていく。また、医行為実施向上のために患者同意を確認する機能を追加した電子カルテに改修する。

⑨臨床実習において感染症診療における臨床推論や症例マネージメントについて学ぶVR患者シミュレーションシステムの運用を進める。

⑩学外の臨床実習協力医療機関の教育関係者向けにFDを開催し、診療参加型臨床実習の充実を図る。

⑪試行期間を経て、本格的にVRシミュレーションシステムを用いて、臨床実習、高次臨床実習で教育を開始する。

⑫CC-EPOCを用いた臨床実習管理について試行を行い、完全導入への課題を評価、対策を検討する。

⑬今年度の取り組みについて医学部教務委員会での報告及び評価を受ける。

⑭今年度の取り組みについて学外の外部評価委員による評価(診療参加型臨床実習関連)を受ける。

⑮ユニットの教員、感染症関連診療科のスタッフ及び指導する学生が学会、研究会(感染症関連、医学教育関連、臨床研究など)で参加、発表を行う。

実績概要

本学の多彩な感染症研究環境を活かした卒前・卒後のシームレスな教育により次世代の感染症臨床研究医を養成し、本邦では依然として少ない感染症研究者の育成を促進するための取り組みを開始した。

卒前教育

既存の教育カリキュラムを用いて希望する医学生を研究補助業務に参加させ、感染症教育や感染症研究の方法について学ぶ機会を提供した。従来は基礎医学教室のみで行われていた3年次学生のリサーチセミナーに関しては、臨床医学教室への参加を推進した。学生は研究だけではなく、学会発表の経験を通して感染症教育や感染症臨床研究の実践能力を培うための取り組みを行った。

卒後教育

初期研修や専門医養成のプログラムの過程で、自立した感染症臨床医及び研究医を養成し、感染症専門医取得や大学院進学を促した。2024年度に3名の専門医専門医を養成し、2025年度に2名が感染症研究関連の大学院に進学予定である。

各実施計画について

①本事業に関与する教員、事務職員を9月より雇用開始。臨床実習管理の事務職員の募集を開始する

1)9月より感染症・臨床研究ユニット教員2名雇用開始(感染症医療人育成センター1名講師、感染制御教育センター1名病院准教授)、感染症・臨床研究ユニット事務職員2名雇用(感染症医療人育成センター1名、感染制御教育センター1名)

2)臨床実習管理の事務職員の募集を開始し、12月より1名雇用開始。(臨床実習取り纏めている総合診療科所属とした。)

②医学科2年生の感染症系講義で行われるTBL(Team Based Learning)に教育支援可能な4年生以上の学生を募集し、12月のTBL時に教員と共に2年生の指導を行う。臨床研究、感染症研究を学びながら研究支援業務に従事できる様、希望する医学生対象に教育プログラムを作成する。

事業開始の遅れもあり、今年度は医学科2年生の感染症系講義内のTBLに4年生以上の学生を教育支援とすることはできなかった。感染症・臨床研究ユニットは医学科3年生対象のカリキュラムであるリサーチセミナーを通して、学生が臨床研究、感染症研究に参加させ、研究支援業務に従事できるように1月~2月にかけて教育を行った。また、他の診療科のリサーチセミナーに参加している学生についても支援を行い、これらの教育を通してセミナー終了後も研究支援業務に加え研究に従事する人材育成を行った。


学生受け入れ実績(感染症臨床に関わる研究のみ)

  • 感染制御教育センター/臨床感染症学分野 1名
  • 感染症医療人育成センター        1名
  • 臨床疫学                2名
  • 呼吸器内科学              1名

③感染症研究を行っている各研究室を訪問し、本事業の説明を行う。その中で医学生を業務支援者として研究に参加させることや研究室の大学院生がTAとして業務支援者の学生を指導教育体制の構築を検討していく。また、新規感染症研究の創出の可能性についても討議を進めて行く。

感染症臨床領域における研究を行っている研究室に対して本事業について説明した。感染症研究、特に臨床に関連した感染症研究に従事している大学院生のうち、TA(ティーチングアシスタント)7名およびRA(リサーチアシスタント)として既に活動している5名に対して、更にTA・RA活動ができるよう事業費より支援した。また医学生が各教室でのリサーチセミナーに参加した場合に、大学院生・指導教員が連携してより積極的に学生指導に関与する取り組みを開始し、学生自身が学会に参加・発表を行った。
医学生の研究参加を促進するため、医学生がリサーチセミナーで使用する場合の実験用試薬の購入補助を行なった。また感染症・臨床研究ユニットの教員が、学生および大学院生に対して臨床研究用のデータ解析、医療データベース研究を指導、支援できるようにワークステーションでのデータ解析環境を構築した。

④感染症専攻医の臨床経験、見識を深めるために院外の施設において研修を実施する。研修では結核、抗酸菌感染症、性感染症、地方自治体における保健行政も学ぶ機会も設け、感染症における課題について研究実践を促進する。

感染症専攻医1名については、フィリピンマニラ市の感染症専門病院、長崎県内の結核病床を持つ医療機関において結核・非結核性抗酸菌感染症、ハンセン病について臨床経験を深め、長崎県庁、県立保健所で結核に関する保健行政、事業について学ぶ機会を設けた。性感染症については長崎県内で経験できる症例が限られるため、医師2名が日本大学医学部附属板橋病院産婦人科での研修、医師1名が札幌医科大学臨床検査医学・感染制御学教室ならびにていね泌尿器科クリニックでの研修を行った。これらの研修では指導教員も同行し、長崎における感染症診療の紹介や意見交換も行なった。

⑤SAや研究の業務支援に興味のある学生を募集し、②で作成した教育プログラムを提供する。講義でSAとして従事させたり、学生を業務支援者として受け入れが可能な研究室と希望する学生のマッチングを行う。マッチングが得られたら、研究支援業務を段階的に開始していく。

今年度医学科3年生を対象としたリサーチセミナーに参加した学生1名が臨床感染症学分野、医学科から募集した学生2名が呼吸器内科学分野に雇用され、研究補助業務を通じて感染症臨床研究の支援に参加することとなった。本事業により教員の業務軽減が期待できる。

⑥学外の講師を招き、学内の医学教育に関わる職員、学生を対象に医学生の医学教育への関与や臨床実習管理システム(CC-EPOC)導入の課題、診療参加型臨床実習の充実を図るための方策などについてセミナーを開催する。

企画運営のため、感染症・臨床研究ユニット教員2名が、地域と一体となった医学教育を精力的に実施している秋田大学に訪問し、デジタル医学・医療教育ネットワーク推進全国シンポジウム参加に参加した。また卒前・卒後のシームレスな医学教育に取り組んでいる大阪公立大学に、教員5名、事務職員1名が訪問し視察を行なった。その後、IDETC(感染症医療人育成センター)医学教育セミナーとして、長崎大学においてFD(Faculty Development)講習会を新たに企画した。3月19日秋田大学医学部医学教育学講座長谷川仁志教授、3月22日大阪公立大学大学院総合医学教育学首藤太一教授を外部講師として招き、医学教育・診療参加型実習におけるそれぞれの取り組みと新たなトピックについて、本学の医学教育に関わる教員・医師向けに解説した。また3月22日のセミナーでは本学教員(医学部先端医育センター牟田久美子教授、病院総合診療科山梨啓友准教授)から本学におけるCC-EPOC(⑧参照)の活用についてと、医行為実施の現状について解説した。

⑦今年度の取り組みについて学外の外部評価委員による評価(臨床研究関連)を受ける。

3月19日にオンラインにて学外の4名の外部評価委員による委員会を開催予定である。
評価内容:●後日記載●

⑧医学生の臨床実習の評価のために全国的に導入されて来ているCC-EPOCについて本学及び学外の臨床実習協力医療機関の教育関係者と討議を行い、導入を進めていく。また、医行為実施向上のために患者同意を確認する機能を追加した電子カルテに改修する。

先端医育センターと協議し、今年度12月から臨床実習が始まる医学科4年生に本事業費を用いてCC-EPOC(卒前臨床実習生用オンライン臨床教育評価システム)を導入した。また医行為実施率向上のためには、患者からの学生実習同意を円滑に取得、確認できるようにする必要があり、そのための電子カルテの改修を行なった。

⑨臨床実習において感染症診療における臨床推論や症例マネージメントについて学ぶVR患者シミュレーションシステムの運用を進める。

今年度12月に仮想患者シミュレーションシステム(VPS)を購入し、システム運用に係る課題などについて業者と連携し円滑な運用を開始できるよう調整を行い、1月より臨床実習・高次臨床実習・リサーチセミナーでの運用を開始した。PCおよびiPadアプリケーションをタッチ対応大型モニターに接続してVPS教育を行い、学生個人の端末でも学習できるように設定している。またVPSを使用した教育には教員側にもトレーニングが必要であり、iPadアプリケーションを使用して指導用の研修を実施している。

⑩学外の臨床実習協力医療機関の教育関係者向けにFDを開催し、診療参加型臨床実習の充実を図る。

⑥で示したように3月19日秋田大学大学院医学教育学講座長谷川仁志教授、大阪公立大学大学院総合医学教育学首藤太一教授を外部講師として招き、医学教育におけるそれぞれの取り組みと新たなトピックについて本学、学外の臨床実習協力医療機関の医学教育に関わる教員、医師向けの現地・オンラインによるハイブリッド形式のFDセミナーを実施した。また、3月22日のセミナーでは本学教員より医行為実施の現状、CC-EPOCの課題について解説した。

⑪試行期間を経て、本格的にVRシミュレーションシステムを用いて、臨床実習、高次臨床実習で教育を開始する。

VRSの運用の調整を行い、1月より総合感染症科の臨床実習、呼吸器内科の高次臨床実習の中で自己学修を促し、その後グループでVPS教育を開始した。学生に対しては感染症に関する知識のプレテスト、ポストテストを行い、またVPSの教育効果については、学習指導における学生の満足度と自信(SCLS)を用いたアンケート調査を行なっている。

⑫CC-EPOCを用いた臨床実習管理について試行を行い、完全導入への課題を評価、対策を検討する。

1月開始となった医学科4年生の臨床実習よりCC-EPOCによる管理を開始し、課題について評価を行うこととしている。

⑬今年度の取り組みについて医学部教務委員会での報告及び評価を受ける。

3月24日開催される医学部教務委員会に報告を行った。診療参加型臨床実習への充実が図られることに対して評価していただいた。今後も本事業による臨床教育への支援について協力の依頼を受けた。

⑭今年度の取り組みについて学外の外部評価委員による評価(診療参加型臨床実習関連)を受ける。

3月19日にオンラインにて外部評価委員による委員会を開催した。1名は急用で参加できず、3名の委員に対して今年度の事業について報告を行った。事業内容については概ね評価を頂いたが、感染症専門医の少ない地域への人材輩出への貢献、多職種連携教育の継続と発展、卒前・卒後に亘るシームレスな教育体制の構築、研究者育成の具体的な成果指標の設定など各委員より提言を受け、次年度以降の活動において検討、実践していくこととした。

⑮ユニットの教員、感染症関連診療科のスタッフ及び指導する学生が学会、研究会(感染症関連、医学教育関連、臨床研究など)で参加、発表を行う。

今年度は本事業開始以降に、下記の演題において本事業からの旅費支援を行なった。

呼吸器内科

第94回日本感染症学会西日本地方会学術集会/第72回日本化学療法学会西日本支部総会(神戸市)

①一般演題「海洋微生物抽出物ライブラリーを用いた肺非結核性抗酸菌症に対する新規薬剤の探索」
山下 晃司*、武田 和明、福島 光基、吉田 將孝、井手 昇太郎、岩永 直樹、髙園 貴弘、泉川 公一、栁原 克紀、迎 寛

②一般演題「緑膿菌感染症におけるCeftolozane/Tazobactam耐性化因子の検討」
久保 亮太朗、岩永 直樹 ,吉田 將孝、武田 和明、井手 昇太郎 、髙園 貴弘、古本 朗嗣、泉川 公一、柳原 克紀、迎 寛

③一般演題「腎盂腎炎に続いて両側腸腰筋膿瘍、化膿性脊椎炎を合併し治療に難渋したEdwardsiella tarda菌血症の一例」
福田 凌平、森尾 瞭介、吉田 將孝、武田 和明、井手昇太郎、 岩永 直樹、髙園 貴弘、泉川 公一、栁原 克紀、迎 寛

④一般演題「上部消化管内視鏡検査と気管支鏡検査で病理学的に診断 した播種性ムーコル症の一例」
中路 倫、吉田 將孝、武田 和明、井手 昇太郎、岩永 直樹、 髙園 貴弘、岡野 慎士、泉川 公一、栁原 克紀、迎 寛

⑤一般演題「形態学的にAspergillus nigerと同定された菌株の薬剤感受性及び遺伝子学的菌種同定」
関山 彩華*、吉田 將孝、入舩 理、武田 和明、井手 昇太郎、岩永 直樹、髙園 貴弘、泉川 公一、栁原 克紀、迎 寛

⑥一般演題「早期に治療介入できた播種性BCG症に随伴した感染性動脈瘤の2例」
泉澤 文子*、武田 和明、賀来 敬仁、吉田 將孝、井手 昇太郎、 岩永 直樹、髙園 貴弘、小佐井 康介、泉川 公一、栁原 克紀、 迎 寛

*医学生による発表

感染症医療人育成センター

第94回日本感染症学会西日本地方会学術集会/第72回日本化学療法学会西日本支部総会(神戸市)

①一般演題「多発関節炎を伴ったStreptobacillus notomytis菌血症・化膿性関節炎の1例」
米崎 駿、清水 真澄、杉本 尊史、井手 昇太郎、小佐井 康介、古本 朗嗣、栁原 克紀、有吉 紅也

②パネルディスカッション1 感染症専門医の育成「多種多様なキャリアを見据えた感染症専門医研修」
古本 朗嗣

③一般演題2 抗酸菌感染症
座長:井手 昇太郎

第二回北部九州地区感染症・化学療法研究会(佐賀市)

シンポジウム「『この病気だよね』にご注意 直感と推論で診断する感染症」
井手 昇太郎

感染制御教育センター

第94回日本感染症学会西日本地方会学術集会/第72回日本化学療法学会西日本支部総会(神戸市)

① パネルディスカッション2 依頼診療科別・感染症コンサルトにおける課題~どうやって診療科のニーズに応えるか「集中治療・救急の患者に関するコンサルトの課題〜コミュニケーションの重要性」
柿内 聡志

②一般演題 研修医セッション4「その他の感染症」
座長:田中健之

③シンポジウム1 新規マウスモデルを用いたアスペルギローマ排除機構の解明および薬物動態の解析
田代 将人

④シンポジウム8 リアルワールドデータを用いた臨床研究における工夫
田代 将人

国際感染症予防診療センター

第94回日本感染症学会西日本地方会学術集会/第72回日本化学療法学会西日本支部総会(神戸市)

①一般演題「血球貪食症候群を来した急性HIV感染症の一例」
池田 恵理子、増田 真吾、清水 真澄、杉本 尊史、山内 桃子、有吉 紅也

②一般演題「播種性ヒストプラズマ症を合併しAIDSを来したインドネシア人男性の一例」
池田 恵理子、増田 真吾、清水 真澄、杉本 尊史、山内 桃子、有吉 紅也

③一般演題「陰部潰瘍や尿閉症状が先行したウイルス性髄膜炎の一例」
菊地 太郎、清水 真澄、山内 桃子、有吉 紅也

このほかに、日本エイズ学会学術集会・総会(東京)、結核・非定形抗酸菌症治療研究会(東京)、
アジア太平洋ウイルス学会(シンガポール)への参加支援を行なった。