
各臓器移植の適応となり得る疾患
肺移植
担当診療科:腫瘍外科(呼吸器外科)
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肺高血圧症、特発性間質性肺炎、その他の間質性肺炎、肺気腫、造血幹細胞移植後肺障害、肺移植手術後合併症、肺移植後移植片慢性機能不全、その他の呼吸器疾患(気管支拡張症、じん肺、びまん性汎細気管支炎、サルコイドーシス、リンパ脈管筋腫症、嚢胞性繊維症など)
肝移植
担当診療科:移植・消化器外科(肝胆膵外科・肝移植外科)
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小児: | 胆道閉鎖症、肝硬変、アラジール症候群、代謝性肝疾患、劇症肝炎など |
成人: | 肝硬変(B 型、C 型、アルコール性等) 原発性胆汁性胆管炎、原発性硬化性胆管炎 、肝細胞癌、代謝性肝疾患、劇症肝炎など |
膵移植
担当診療科:移植・消化器外科(肝胆膵外科・肝移植外科)
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・ | 1型糖尿病(インスリンを投与しても十分な効果が発揮されず、血糖値が不安定であり、代謝コントロールが極めて困難な状態が長期にわたり持続している場合。) |
・ | 腎不全に陥った糖尿病患者 |
腎移植
担当診療科:泌尿器科・腎移植外科
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・ | 腎不全(糖尿病や高血圧などの生活習慣病の悪化、先天性の疾患等、各種疾患により腎臓の機能が維持できなくなった場合。) |
小腸移植
担当診療科:移植・消化器外科(肝胆膵外科・肝移植外科)
1) | 短腸症 下記疾患およびその治療の結果生じた短腸症のため中心静脈栄養に依存する状態 ①中腸軸捻転 ②小腸閉鎖症 ③壊死性腸炎 ④腹壁破裂・臍帯ヘルニア ⑤上腸間膜動静脈血栓症 ⑥クローン病 ⑦外傷 ⑧デスモイド腫瘍 ⑨腸癒着 |
2) | 機能的小腸不全 改善が期待できない小腸蠕動運動または消化吸収能の異常のために健常な小腸機能が保たれていない状態 ①慢性特発性偽小腸閉塞症 ②広汎腸無神経節症 ③巨大膀胱短小結腸腸管蠕動不全症 ④腸管神経節細胞僅少症 ⑤micro villus inclusion病 ⑥その他 |
これらのうち、生命維持に必要な中心静脈栄養継続が以下のような理由で困難な場合に小腸移植の適応となります。 A. 複数の中心静脈の閉塞 B. カテーテル感染による敗血症 C. 肝機能障害の進行 |
移植までの流れ
