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ドクターカー運用から1年 |
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長崎大学病院救命救急センター センター長 田﨑 修 |
2012年5月にドクターカー「龍馬」の運用を開始して1年が経過致しました。この間、心停止や重症外傷等、緊急性を要する患者さんのもとへ出動して参りました。1年間を振り返りますと途中キャンセルを除いた出動回数は49回でした。約1週間に1回のペースで出動していることになります。ドクターカーが要請されてから、「龍馬」で駆けつけた医師が診療を開始するまでは約17分(中央値)でした。これはドクターカーを使用せずに救急隊が病院に搬送するまでの時間に比較して15分程度早いと推定されます。出動例の中には、重症外傷により出血性ショックを呈していましたが、迅速に治療を開始することによりショックから離脱することができた患者さんや、心筋梗塞や大動脈解離(大きな動脈がさける病気)に対して円滑に治療をすすめることができた患者さん等がいらっしゃいました。 今後もドクターカーの特徴を生かして、1人でも多くの患者さんを救命できる様スタッフ一同頑張って参ります。 |
平成25年7月1日 |



