救護活動



"ICUを4年経験後、消防庁救急隊員として4年活動"
"現在、国際医療センター2階病棟&高度救命救急センター所属"
"2024年から地元企業のプロバスケットチームの救護活動に従事"
救護活動に必要な知識・技術を教えてください

応急救護やBLS、JPTECなどプレホスピタルの知識やスポーツ外傷に関する知識が必要だと思います。 会場にはバックボードや頚椎カラーなど特殊な資機材も配置されており、それらの使い方も知っておく必要があります。 また、バスケット特有のルールがあり、コートに入っていいタイミング、ダメなタイミングがあるため、 バスケットのルールも知っておく必要があると感じました。小学生からバスケットを続けてきた経験もあり 、転び方やファールのされ方でなんとなくどんな怪我か予想できることも強みだと思いました。

院内と院外では活動に違いがありますか。

院内のように医療設備が整っていないことはもちろんのこと、院外では医療処置ができないので、限られた資機材での応急救護となります。 また、場所もマンパワーも限られるので、有事の際は臨機応変に対応する必要があります。 救急隊との協力や引き継ぎ、搬出・搬送などをイメージしながら待機しています。

救護活動のやりがいや辛さを教えてください

大好きなバスケットボールに関わることができたことがやりがいです。 選手の方々が、私たち医療班もチームの一員として関わってくださり、試合の裏側で温かく接してくれたのが驚きでした。 医師1人、看護師1人で対応するので、応急救護とは言うものの責任を感じます。 DMAT隊員でもあるので、何千人もの観客が観戦している最中に地震やテロが起きたらどうしようと考えてしまいます。 何も起こりませんようにと祈りながらも、有事の際は医療者としてどう動いたらいいのか想像を膨らませています。

今後の目標を教えてください

私が所属している部署でも、プレホスピタルの知識が必要なので、部署の先輩方に追いつけるよう日々成長していきたいと思います。 また、スポーツ外傷についてはこれまであまり経験がなかったので、この機会に学んでいきたいと思います。