2026年9月17日(木)、長崎大学病院を配信・視聴会場として、「第二回 心臓病手帳の活用を多職種で考える」をWeb開催しました。
講演1では、相模原協同病院 循環器内科の伊藤大起先生より、急性冠症候群(ACS)患者の再発予防に向けた脂質管理クリニカルパス “神奈川モデル”についてご講演いただきました。
神奈川モデルでは、地域のかかりつけ医との連携のもと、ACS患者のLDLコレステロール(LDL-C)値を55mg/dL未満へ早期に達成することを目標とした、いわゆる“Strike Early and Strike Strong(早期かつ強力な介入)”の取り組みが紹介されました。また、この目標を達成するためには、医師のみならず看護師、薬剤師など多職種が連携して患者支援を行うことの重要性についても説明がありました。
長崎県においても「長崎AMI二次予防クリニカルパス」を運用していますが、神奈川モデルは近年の国際的なエビデンスを踏まえ、より厳格な脂質管理を目指す先進的な取り組みとして紹介されました。
また、「長崎AMI二次予防クリニカルパス」は、当センターと長崎ACS二次予防協議会が作成した「心臓病手帳」に掲載されていますが、当日は、県内の医療機関における心臓病手帳の活用状況や運用上の工夫について、医師や看護師の方々から報告が行われました。
今回の講演および意見交換を通じて、ACS患者の再発予防に向けてLDL-C値の適切な管理を継続することの重要性が改めて認識されました。また、その実現に向けて、多職種・多施設間の情報共有ツールとして、心臓病手帳のさらなる活用が期待されます。
当日は、会場参加93名、Web参加47名の計140名の皆様にご参加いただきました。ご参加、ご視聴いただきました皆様に心より御礼申し上げます。