2024年8月12日に長崎県庁で開催されました。
この催しは、8月10日の健康ハートの日に合わせ、心臓病患者やそのご家族などのピアサポートを行うことを目的として企画されました。
まず長崎大学病院 小児科の桑原先生より、先天性心疾患の病態、成人期へ移行後の定期受診の必要性、さらには社会保障制度などが分かりやすく解説されました。
次に、長崎大学医学部 室内合奏団による演奏が行われました。演目は、「花は咲く」、「星に願いを」「ジュ・トゥ・ヴ」、「いつも何度でも」、「ラプソディー・イン・ブルー」の5曲で、比較的、聞き馴染みのある曲ばかりで、会場の雰囲気が和みました。
その後、参加者同士の懇談会となり、まず長崎女子短期大学の中澤氏が、小児期から最近に至るまでのご自身の心臓病に関する経験を話されました。外見上は、まったく心臓病を患っているとは思えない方ですが、その元気の源は、学生とのやり取りや声楽家らしく大きな声を出すことだとのことでした。
このお話の後、参加者は、本センターの医師、看護師や医療ソーシャルワーカーともご自身の病気について相談されたりし、アンケートの結果でも参加者の満足度が得られていました。
今回、初めての企画でしたが、このような企画を通じて、心臓病患者さんやそのご家族の方々の悩みや不安が少しでもやわらいで頂ければ、私どもとしましても大変嬉しく思います。