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医科後期臨床研修

更新日:2025年08月01日

放射線科専門研修プログラム

研修実施責任者

責任者 教 授:東家 亮
副責任者 准教授:森川 実
放射線科専門研修プログラム

研修プログラム

■長崎大学病院 放射線科専門研修プログラム(2026年度版)

※現在、日本専門医機構のプログラム認定前につき、変更になる場合がございます。

プログラムの特色

■放射線科専門医研修ガイドラインにのっとり、放射線物理や生物学の基本、各臓器(脳神経、乳腺、胸腹部、泌尿生殖器、骨軟部)の画像診断、IVR、放射線治療の全般に偏りなく研修が行われることを基本としている。
■各専門領域の指導医による教育とともに、定期的な勉強会、抄読会、各診療科とのカンファレンス、学会発表や論文作成などを通して、能動的に学ぶことを重視する。
■放射線治療については、放射線治療の患者さんを受け持つことで、全人的ながん治療の実際を学ぶことを目標としている。

2022年度 新・専攻医の声

平尾 真希 先生/卒後3年目

Q.こちらの研修施設や専門研修プログラムを選んだ理由を教えてください。

A. 放射線科・IVRを志望して長崎大学放射線科のプログラムを選びました。長崎大学は、画像診断と放射線治療の両者をしっかり学べる環境があると思いました。また、画像診断の中でもIVRの症例数が多いのが魅力的でした。

Q.専攻医として過ごしてみて研修内容、指導体制や診療科の環境、雰囲気はいかがですか? 感想を教えてください。

A. 放射線科は色んな種類の検査の実施・読影業務を毎日行っているので、慣れるまではとても大変ですが楽しい点でもあります。指導体制は良い環境が整っていると思います。レポートの書き方、所見の考え方等についてフィードバックをいただいたり、画像を後方的に検討するカンファレンスなどはとても勉強になります。何より、上級医の先生方は非常に相談しやすく丁寧に教えてくださる雰囲気があります。また、放射線技師の方々にも撮影条件等について相談しやすく、医局だけでなく放射線部全体が良い雰囲気だと感じています。

Q.実際に専門研修をする中で、この研修施設や専門研修プログラムを選んでよかったと思うポイントを教えてください。

A. 関連病院は長崎県内ばかりなので、比較的慣れた環境で仕事ができる点は良いと思います。放射線科の一次試験を受ける際には、単純写真・CT・MRI・エコー・核医学・消化管造影・IVR・治療で決められた症例数が必要となります。長崎大学放射線科のプログラムでは、決まった検査を一定期間ローテートするのではなく、全ての検査を3年間で習得・症例を集めることになっています。慣れるまではとても大変ですが、全ての検査を少しずつ学べるため、疾患の診断に至るまでの過程が画像を通して包括的に学ぶことができ、あらゆる疾患への理解がより深まる所は他科にはない魅力だと思います。

指導医からの声

指導医
末吉 英純
実臨床における放射線科の役割は、超音波検査、X線撮影やCT、核磁気共鳴検査(MRI)および核医学検査などを利用する画像診断、画像診断を応用した低侵襲性治療(インターベンショナルラジオロジー:IVR)、および放射線を使用して種々の疾患の放射線治療を行うことにあります。
放射線科領域専門制度では、放射線診断専門医または放射線治療専門医の育成の前段階として、放射線診断専門医および放射線治療専門医のいずれにも求められる放射線科全般に及ぶ知識と経験を一定レベル以上に有する「放射線科専門医」を育成することを目的としています。

ローテート案

研修には以下の3コースが設定されています。応募時にどのローテーションコースに進むか選ぶことになるので、前もってご相談ください。各コースの専門研修連携施設は原則であり、研修状況や経験症例、諸事情により研修連携施設や期間を変更することがあります。


研修コース<例>

コース 専攻医1年目 専攻医2年目 専攻医3年目
A. 専門研修基幹施設 専門研修連携施設 専門研修連携施設
B. 専門研修基幹施設 専門研修連携施設 専門研修基幹施設
C. 専門研修基幹施設
(大学院・臨床)
専門研修基幹施設
(大学院・臨床)
専門研修連携施設
(大学院・臨床)

コースA
専門研修基幹施設を中心に研修する基本的なコースです。基礎・臨床研究を体験できる体制が整っている基幹施設ではリサーチマインドも滋養します。
(例:1~12か月:長崎大学病院、13~24か月:長崎大学病院、25~36か月:佐世保中央病院、八幡病院、五島中央病院、長崎島原病院など。その他の連携施設を選択する事も可能です。)

コースB
専門研修連携施設を中心に研修するコースです。専門研修基幹施設での1年間の研修と、専門研修連携施設で臨床医としての実地研修に重点をおいた2年間の研修を行います。最初の1年間を専門研修基幹施設で、その後同一施設で2年の研修を基本としていますが、状況により先に連携施設で研修したり、異動し他施設で研修することもあります。
(例:1~12か月:長崎大学病院、13~24か月:長崎医療センター、みなとメディカルセンター、嬉野医療センター、佐世保市総合医療センター、25~36か月:長崎医療センター、みなとメディカルセンター、嬉野医療センター、佐世保市総合医療センター、等。その他の連携施設を選択する事も可能です。)

コースC
専門医取得と博士号取得を同時に目指すコースです。大学院に進学し、専門研修基幹施設の長崎大学病院ならびに専門研修連携施設で、臨床現場での研修と臨床系研究および講義を両立しながら博士号取得をめざします。サブスペシャルティ領域の研修も、学位が取得できるまで同様の状況が持続します。
(例:1~12か月:長崎大学病院、13~24か月:諫早総合病院、聖フランシスコ病院、長崎原爆病院等、その他の連携施設を選択する事も可能です。25~36か月:長崎大学病院)


週間スケジュール (長崎大学病院放射線科の例)

 
午前 消化管透視
またはIVR
臨床腫瘍科外来 MR
(MR室)
IVR IVR外来
午後 CT/MRI/Xp
(読影室)
キャンサーボード
核医学 CT/MRI/Xp
(読影室)
呼吸器カンファレンス
肝疾患カンファレンス
超音波検査
抄読会・勉強会
IVR術前カンファレンス
放射線治療
外来・病棟

連携施設

長崎医療センター 長崎みなとメディカルセンター 長崎原爆病院
北九州市立八幡病院 長崎県五島中央病院 嬉野医療センター
長崎県島原病院 佐世保中央病院 聖フランシスコ病院
佐世保市総合医療センター 諫早総合病院

専攻医募集

研修年限 3年
募集人数 5名
選考方法 書類選考・面接
募集期間
採用試験
応募方法
処 遇
募集要項をご確認ください
施設見学等 随時受け付けております
こちらからお申込みください

専攻医の声(2022年インタビュー)

専攻医の声(2018年インタビュー)

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